おおぞら高校
なりたい大人研究所
おおぞら高校

なりたい大人作文コンクール

身近な手本

宮城県 古川学園高等学校 1年

私は大人になっていく上で、私の生物の授業を担当している先生のことをお手本にしたいと思っています。その先生の口癖は、「生物は楽しいよ」です。本人曰く、生物を生徒に教えることも楽しいらしいです。最初は、私たち生徒の気分を上げるためだろうと思っていましたが、本当に生物も自分の仕事も好きなようです。授業をしている時の先生は生き生きとしていますし、生物に関する新しい情報も話してくれます。また、先生は自分の仕事に誇りを持っているようです。時々、「分かりやすくなかったら、教師なんかいらないですからねぇ」と言っています。先生の授業は、自問自答しながら、一人で会話するように進んでいきます。たまには寸劇も加わります。板書は綺麗なクセ字で、図もスッキリしていて見やすいです。とてもユニークな授業なので、まったく飽きませんし、分かりやすいです。授業が終わる頃には、説明された現象のイメージがつかめています。しかし、先生は仕事一辺倒という訳でもなく、定時にはお子さんたちを保育園に迎えに行くそうです。しばしば授業中に、楽しそうにお子さんたちとのエピソードを話してくれます。そんな先生のように、仕事に誇りを持ち、仕事を楽しみ、家族を大切にする大人になりたいと思います。