おおぞら高校
なりたい大人研究所
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なりたい大人作文コンクール

震災が教えてくれた、私の人生

福島県 聖光学院高等学校 3年

私は、誰かのために命を使う人間になる。本などを読んで、人生という事を学んだ。人が生きるのではなく、人を生かして生きる、このような考え方が、自分にとっての大きな糧となっている。
なぜ、人のためと思うようになったのは、東日本大震災だ。この震災で私は祖父を亡くした。大好きだった祖父が、一つの災害で命を失ってしまい、祖父以外にも多くの命が亡くなった。そんな命を守りたい、どんな形でも守りたい、私の心の鍵が動いた瞬間だった。
人生の中で、体験や学びを通して、私は警察官になって、人のために私の命を使いたい、一人でも多くの命を守りたい、それが私の人を生かす方法だ。私の心の中にある鍵はできた。私の鍵に合う扉の穴を見つけるためにも、日々の当たり前のルール、そして周りに対する気配りを、重ねていき、一人前の大人になりたい。