子どもがあこがれる大人になるために

私は児童養護施設の職員になりたい。理由は二つある。一つは親がいない、虐待されている子どもを優しく包みこんであげる力があるからである。子どもに優しくするのは誰でも出来るかもしれない。だが、虐待を受けている、親に捨てられた施設の子のその子の心まで優しくできるだろうかいやできない。それが出来る施設の職員はすごい。私はそんな大人になりたい。二つ目は施設の子どもに希望を与えられるからである。想像してみよう。親に虐待された、捨てられた。その時何を想うだろう。私は死にたいと思ってしまうだろう。そんな明日を生きる糧がない子に希望を与えてあげられるだろうか。心まで寄り添って日々の生活が楽しいと思ってくれる言葉、行動を取ってあげられるか。それが出来る施設の職員はあこがれる。私はそんな大人になりたい。世の中はすてきな大人だけではない。だからこそ子どもがあこがれる大人になりたい。