おおぞら高校
なりたい大人研究所
おおぞら高校

なりたい大人作文コンクール

目標の人に近付くために

鹿児島県 屋久島おおぞら高等学校 2年

私がなりたい大人の目標は今は亡き私の祖父だ。今思えば私の趣味が人間観察なのも祖父の影響だと思う。
祖父は大工だった。祖父は中学校を卒業後すぐに大工の道に進んだ。大工は技術もだが人を指揮することも必要だ。祖父は生前、病気のため病院に入院していた。そこで看護師の癖などをメモしていた。その力は指揮する上で身についていったのだと思った。また、祖父は人を偏見なく見ている人だった。前述した祖父が病気だったこともあり、自分ができないことがあると知っていたのか他の人に優しくしていた。だから、祖父が亡くなった時、皆泣いていたのだと思った。
私は大工にはなれない。だが、祖父の生き方は学ぶべきところの多いものだと思う。多くの人を見てきたからこそ、人を見て理解しようとしていたのだと思った。周りの人から見れば当然と思うところがあっただろうが、私は当然を当然としてできる人になりたい。